アメリカで最も有名な競走であるケンタッキーダービーも、日本の皆様にとっては従来に比べて身近な存在になりました。ダービー・デイの熱気を、是非ご自身の肌でご経験ください!

ケンタッキーダービーは、ダートの2000mを舞台に、アメリカ東海岸はケンタッキー州のルイヴィルに立地するチャーチルダウンズ競馬場で行われます。フルゲート20頭の出走馬が、総賞金300万ドルを競い合います。

皆様のダート馬を是非、米国3冠競走へ予備登録してください。

登録手続きのご用命は、弊社まで。

第151回 ケンタッキーダービー (G1)

施行日: 2025年5月3日(土)
施行場: チャーチルダウンズ競馬場
距離・馬場: 1 1/4マイル(約2,000メートル)・ダート
負担重量: 牡馬・せん馬 126ポンド 牝馬 121ポンド
年齢: 3歳
出走可能頭数: 20頭(補欠馬4頭)
賞金総額: 5,000,000米ドル(約7億2,500万円)
1着:3,100,000米ドル、2着:1,000,000米ドル、3着:500,000米ドル、4着:250,000米ドル、5着:150,000米ドル

出馬登録料・出走料の会計:50,000米ドル

騎手騎乗料:500米ドル


ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー

ケンタッキーダービーの出走馬に名を連ねるためには、日本を含めた世界中で行われるポイント対象競走に出走しポイントを積み重ねる必要があります。

日本国内では、4競走が該当します。一連のシリーズは2歳の11月に始まり、翌年の3月に終了します。

また、ドバイで行われるUAEダービー (G2) は、日本調教馬にとって歴史的に非常になじみ深いポイント対象競走です。

その他にも、アメリカ国内には数多くのポイント対象競走が存在します。


米国のロード

アメリカ国内にはポイント対象競走が豊富に存在します。以下に一覧を記しましたが、通常50ポイントを有すれば20頭枠には入れます。過去には40ポイント台で出走にこぎ着けた馬もおりました。


ヨーロッパと中東・ロード

2025年、UAEダービーは「ヨーロピアン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」と統合されました。このシリーズは、9月から10月にかけて芝で行われる2歳馬対象のグレードステークスレース4つで構成され、いずれも10ポイントが付与されます。2月と3月上旬には、オールウェザー・アローワンスレベルのレースが2つ開催され、それぞれ20ポイントが付与されます。シリーズ最終戦はG2 UAEダービーで、こちらも100ポイントが付与されます。このシリーズでは、獲得ポイント上位2頭がケンタッキーダービーに招待されます。もし辞退した場合は、上位4位までを招待することができます。

  • UAE Derby (G2) - 3月下旬 - メイダン競馬場 - 1900m - ポイント:100-50-25-15-10

UAEからケンタッキーダービーへの補助金パッケージは、「ジャパン・ロード」とは異なりますのでご注意ください。馬の米国への輸送費用の支払いは、ドバイレーシングクラブの裁量に委ねられます。万が一、日本の馬が米国に帰国する米国馬と同じ便に乗れないなどの問題が発生した場合、馬主は米国までの馬の輸送費を負担しなければならない場合があります。


ジャパン・ロード

総合ルール:ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー 2024-2025

ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーシリーズを構成する指定競走の上位5着馬までに、同シリーズを通じて積算可能なポイントが付与されます。

シリーズの最終競走終了後には、ケンタッキーダービーへの登録状況の如何に関わらず、ポイント上位の4陣営に対して同競走への招待を受ける意向の有無が確認されます。

積算ポイント数で同数(タイ)状況が発生した際には、獲得賞金額の大小により順位が判断されます。

シリーズの最終競走終了時にケンタッキーダービーへの登録が無く、なおかつ同競走への招待を受諾する意向を持つ陣営は、第2次登録期限までに然るべき登録を済ませてください。

なお、シリーズ1位の陣営が出走を辞退した場合には次点へ、その陣営も辞退した際には第3位の陣営へと、ポイント合計で上位4位の陣営まで順次繰り上がりで優先出走権が与えられる(招待状が届く)仕組みです。

また、上位4位までのすべての陣営が出走を辞退した場合には、過去12カ月に行われた世界中の重賞競走において優れた資質を示した競走馬とその陣営をケンタッキーダービーへと招待する権限を、チャーチルダウンズ競馬場は有するものとします。

日本調教馬であっても、ジャパンロードトゥケンタッキーダービーの対象レースでのポイント獲得がない場合、通常のロードトゥケンタッキーダービーでポイントを獲得しても、ジャパンロードトゥケンタッキーダービーのポイント順位表に馬名は掲載されません。

日本調教馬であって既に日本版のポイントを有している競走馬が、その後、海外で行われている通常のRoad to the Kentucky Derby競走で(例えばUAEダービー優勝時における100ポイント等)ケンタッキーダービー出走を満たすポイントを獲得した場合、当該馬の馬名は日本版のポイント順位表からは削除されます。

日本調教馬が獲得する(した)ポイントは、ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー経由のものと通常のRoad to the Kentucky Derby経由のものとでは、合算はされず、別箇に扱われます。したがって、並列するふたつのシリーズでポイントを獲得した競走馬の馬名は、Japan版と通常版のポイント順位表に別々に記載されることとなります。

  1. カトレアS:11月下旬 - 東京競馬場 - 1600m - ポイント: 10-5-3-2-1

  2. 全日本2歳優駿:12月下旬 - 川崎競馬場 - 1600m - ポイント: 20-10-6-4-2

  3. ヒヤシンS:2月中旬 - 東京競馬場 - 1600m - ポイント: 30-15-9-6-3

  4. 伏竜S:3月下旬 中山競馬場 - 1800m - ポイント: 40-20-12-8-4


馬伝染性子宮炎(CEM)モニタリング

日本では検査が不足しているため、日本の馬は厩舎の外にいるときは必ず獣医の付き添いが必要です。馬は、監視員の獣医が厩舎のドアの鍵を開けない限り、厩舎から出ることはできません。鍵を持っているのは獣医だけです。厩舎のスタッフは厩舎を自由に出入りできますが、馬はそうできません。

CEM は馬の性感染症です。日本のサラブレッドで CEM の症例はありませんが、日本の農林水産省は日本の馬の米国の生活をより快適にするためのプロトコルを策定していません。これらの環境が不快であったり、トレーニングに何らかの影響を与える場合は、日本中央競馬会のニューヨーク事務所にご連絡ください。この非常に必要な検査の手配を主導する必要があります。不満を抱いていることを彼らが知れば、彼らは皆のために日本政府とより激しく働く可能性が高くなります。


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