
調教師のページ
このページは、調教師に必要な情報をすべて 1 か所にまとめて提供するために特別に作成されました。ブリーダーズカップの準備に必要なツールがこのページにあります。よくお読みください。すべての調教師と厩舎スタッフは、米国に渡航する少なくとも 1 週間前にオンラインで ESTA (米国ビザ免除) を申請することを忘れないでください。以下は、申請ウェブサイトへのリンクと、言語を日本語に変更する方法についてのガイドへのリンクです。
今年、馬主、調教師、騎手、厩舎スタッフが補助金を受けるためには、このウェブサイトとJTB西千葉事支店を通じて旅行の手配をする必要があります。
必要なフォームや書類
出発前の非常に重要な情報
馬がブリーダーズカップに予備登録されていることを確認してください。ブリーダーズカップには普通な予備登録手続きはありません。馬は種牡馬に基づいて資格があるかどうかが決まります。ケイトに連絡して、馬の血統が指名されていることを確認してください。登録されてない日本生産馬には、料金の低い登録オプションがあります。
ブリーダーズカップに参加するための新しい要件に、出国前の血液検査があります。獣医師は 9 月 1 日から 9 月 15 日の間に血液を採取し、成田の担当者に送る必要があります。その後、血液は検査のため、全頭分一緒に米国のラボへ送られます。これを行わないと、その馬はブリーダーズカップに出場できなくなります。
ショックウェーブはレース後 30 日以内には実施できません。治療記録には一切記載しないでください。レーザー、光、磁気波療法はまったく問題ありません。
ビスフォスフォネートは米国では全面的に禁止されており、競技外検査でも一切容認されません。2023 年 3 月 27 日以降に馬がビスフォスフォネートを投与された場合、米国でのレースに出走できない可能性があります。上記の日付以前に馬がビスフォスフォネートを投与されていた場合は、それを証明する医療記録をご提供ください。ビスフォスフォネートは長期間血液中に留まる可能性があるため、これらの記録があれば、レース後の検査で馬が陽性結果から免除されます。2023 年 3 月 27 日以降に馬にバイオリン酸塩が投与されていた場合は、米国に遠征しないことをお勧めします。
クレンブテロールも米国では禁止されている薬物です。尿や血液中に薬物の痕跡が残ってはいけません。
関節内注射は、ほとんどの場合、レースの 14 日前まで禁止されています。アメリカでは、獣医の検査に合格しない限り、関節内注射後 7 日以内の追い切りも許可されません。
米国へ出発する前に、少なくとも 1 つの「公式に計測された追い切り」を済ませておいてください。時間、距離、日付を必ず記録して、お持ちください。
馬が前回のレースの優勝者より30馬身以上遅れてゴールした場合は、特別な追い切りを記録する必要があります。その馬は1000メートルを1分5秒以内に走らなければなりません。公式に時間を計ったトレーニングであったことを証明する JRA の手紙が必要です。手紙に時間を記載してください。
日本からの医薬品は米国では許可されていません。必要なものはすべて検疫獣医から提供されます。これにはガストロガード、ゲンタマイシンクリーム、キズ薬などが含まれます。
アメリカの競馬の文化とインフラにより、1 頭の馬の世話をするのに最低 2 人の厩舎スタッフが必要です。複数の馬を飼っていて、1 頭につき 1 人のスタッフを配置したい場合は可能ですが、薬物検査の間、その馬の厩舎の1 人のスタッフが馬と一緒にいなければならないことに注意してください。ランダム薬物検査、レース前の待機馬房、またはレース後の検体採取所の間、他の調教師のスタッフが馬を単独で管理することはできません。
アメリカでは、厩務員に与えられる賞金の額は決まっていません。調教師は、海外での厩舎スタッフの努力に対して、どのように報いるのが最善かについて、馬主と話し合う必要があります。この責任は調教師のみにあり、ケイトやブリーダーズカップにはありません。ケイトは個人的に、馬主は賞金の何パーセントかを厩務員に支払うべきだと考えていますが、それを強制する権限はありません。
調教師または騎手から特に要請がない限り、賞金はすべて馬主へ送られます。日本では、調教師または騎手は馬主にその割合を請求しなきゃいけないです。。賞金を直接自分に送金することを希望する調教師は、調教師ページに記載されている要件を満たす必要があります。賞金を直接自分に送金することを希望する騎手は、騎手ページに記載されている要件を満たす必要があります。馬主、調教師、騎手は、米国の税金に精通した税理士に連絡を取る必要があります。ケイトもブリーダーズカップも、米国または日本における個人の税金について法的責任を負いません。このページの税金セクションに、有能な税理士の連絡先が記載されています。
出国前に必要なこと
出国前の血液検査:9月1日から9月15日までの間に、必ず獣医に馬から血液を採取してもらい、成田の国際宅配便業者に郵送してもらってください。この期限を過ぎると、10月に米国に渡航できなくなります。
労災保険申請書:9月末には、全員が労災保険に加入する必要があります。初めてカリフォルニアに行く調教師の場合、費用は$1500ですが、以前にカリフォルニアでレースをしたことがある調教師の場合は$1000です。馬の輸送の請求書に入れています。パスポートのコピーも要ります。
必要なフォームや申請書:すべて記入し、パスポートを大きく写した鮮明なコピーを含めてケイトに送付してください。必要なフォームはこのページ全体にわたって記載されていますが、このサイトの下部にまとめたのでに、全部、簡単にダウンロードできます。
競走登録と出走料金:出走料を送金するために請求書が必要な場合は、ケイトに直接連絡してください。ケイトが公式のブリーダーズカップ請求書を発行します。ブリーダーズカップの競走登録フォームと振込先につきましては、こちらをご覧ください。
日本のガストロガード:日本のガストロガードは使えません。ブリーダーズカップの獣医がガストロガードの処方箋を発行し、必要な量を提供します。デルマーに到着したらガストロガードが必要な場合は、ケイトにお知らせください。
治療記録:競馬公正確保と安全統括機関(HISA)、ブリーダーズカップはいずれも、30日間の治療記録を要求しています。記録には出発日の前の30日間からのすべての治療歴が網羅される必要があります。この文書は英語で作成する必要があるため、通常はJRA獣医部門が作成を支援します。馬が9月20日から検疫に入るまでに放牧先に滞在する場合は、それらの記録も必ず収集してください。
調教記録:競馬公正確保と安全統括機関(HISA)はいずれも、30日間の調教記録を要求しています。記録には出発日の前の30日間からのすべての記録が網羅される必要があります。非常に簡単なもので構いません。例:「普通調教かキャンター/gallop」、「追い切り/Breeze(距離(ハロン数)と時計も記入)」、「曳き運動/handwalk」、「休み、day off」。
ESTAビザ免除:初めてアメリカに来られる場合は、必ずESTAを申請してください。これはオンラインのビザ免除プログラムです。ウェブサイトは日本語に変更できます。ESTAの有効期限は2年間ですので、過去に申請したことがある場合は、ESTAが最新のものであることを確認してください。出国の少なくとも1週間前に申請することをお勧めします。ESTAを「更新」または「延長」することはできません。常に新しいESTAを申請する必要がありますので、常に青いボタン「新規に申請を作成する」をクリックしてください。料金は$21です。ESTAがまだ有効かどうか不明な場合は、このサイトでも確認できます。オンラインで申請するには、こちらをご覧ください。
餌とサプリの注文:飼料供給業者は、IRT の広瀬さんに相談して、米国で飼料、サプリメント、飼料添加物を注文してください。メール: thirose@irt.com
サプリメントと飼料添加物承認リクエスト:すべてのサプリメントと飼料添加物は、その成分を英語で提出し、米国のHISAに承認してもらう必要があります。すべての成分を含むリストを作成してください。また、HISAでは、商品ラベルを大きく鮮明に写した少なくとも 3 枚の写真も要求しています。飼料提供業者に、写真を輸送会社とケイトに送るようお願いしてください。10月10日までケイトに出して下さい。
梱包のアドバイス:いかなる医薬品やサプリメントと飼料添加物がある開封済みのパッケージも持ち込むことはできません。持参するブーツは梱包する前に必ず清潔であることを確認してください
蹄鉄:芝レースで両方肢はフラット蹄鉄が必要です。ダートレースは、前肢に2ミリのアウターリムのついた蹄鉄が使用できるけど、2ミリのスパイクを使用することはできません。ダートレースのトモ蹄鉄は4ミリまでのアウターリムか4ミリまでのスパイクも大丈夫です。
アメリカの装蹄師:アメリカの装蹄師は、最近蹄鉄を装着した馬には新しい蹄鉄を装着したがりません。アメリカでは、新しい蹄鉄を装着するまでに3~4週間かかることがよくあります。アメリカに渡航する直前に蹄鉄を装着した場合、装蹄師が蹄鉄の交換を拒否する可能性があります。唯一の例外は、ダートレース用に後ろ蹄鉄にスパイクを追加する場合と、違反している蹄鉄を変わる場合です。
除外の防止:自分の馬が、他の馬には見られない少し変わった歩き方をしている場合は、ブリーダーズカップで実施している歩様検査についてお読みください。米国に来る前に準備して、レースから除外されるリスクを減らす方法の提案があります。最終的には、すべての除外は州の規制獣医の決定に基づいて行われます。ブリーダーズカップでの歩様検査の詳細については、こちらをご覧ください。
出国前の血液検査
ブリーダーズカップへ出走を検討している外国馬全頭に血液検査が義務付けられました。競馬場の検疫厩舎で42時間の到着検疫隔離を行うために米国農務省が定めた入国前の必須要件です。
ブリーダーズカップへの出走を検討している馬は全頭、以下のスケジュールに従って、必ず血液検体を提出していただけますようお願いいたします。日本での輸出検疫の妨げにならないよう、早めに米国農政省の入国前血液検査の検体採取に取り掛からなくてはならないため、遠征を検討している馬については、出走の可能性の大小に関わらず、検体の提出をお願いするものでございます。下記の期限までに検体をご提出いただけない場合、ブリーダーズカップへの遠征及びレースへの出走に伴い、厳しい条件が課される可能性があります。ブリーダーズカップに出走する可能性が少しでもある場合には、以下のスケジュールに沿って検体を提出していただけますようお願いいたします。
9月1日から9月15日までの間に獣医師を手配し4本分の採血をしてください。獣医師には遠心分離機で血清(1本につき最低5mlの血清)にし、検体 (Vial)には必ず馬名と採血日を英語で記載して頂くようお伝えください。
「Specimen Submission」と言うフォームを印刷してください。ダウンロードボタンをクリックしてください。
獣医師にSpecimen Submissionの10、11、18、20、21にご記入いただけるようお伝えください。添付の記入方法を参照にしてください。
保冷剤を入れて血清4本を梱包し、2で獣医師が記入したSpecimen Submissionを添付し、クロネコヤマトのクール便にて、下記の住所までお送りください。9月15日までに必着するよう、お手配ください。
※宅配便で血清を発送する際、クロネコヤマト側から「安全確認証明書」を取り交わすよう指示が出る場合がございます。スムーズな発送のために予めお近くのクロネコヤマト事業所にお問合せの上ご準備ください。獣医師が発送まで担当する場合は、獣医師にもお伝えください。
〒282-0004 千葉県成田市古込字込前154番地4 第一貨物代理店ビルM202号
日本通運株式会社 成田空港支店 国際営業第1課
斎田竜一 様あて
TEL:0476-32-6321, FAX:0476-32-6588
e-mail:riyoichi.saida@nipponexpress.com
全頭の検体が集まり次第、4本のうち2本を米国農務省の要請に従って米国にある特別検査機関に送ります。残りの2本は、検査機関から、さらにサンプルを送るように指示された場合に備えて保存しておきます。
9月15日の検体の到着期限以降に血液検査を希望される場合は、検体の送料と検査料を全額ご負担いただくことになります。送料は40,000円から70,000円ほどです。追加の費用を避けるため、期限内に血液をご提出いただけるよう、ご協力をお願いいたします。
出国検疫開始前に血液検体を提出し陰性結果を得られなかった馬は他の日本馬と一緒の便にて輸送することはできません。ロサンゼルス国際空港(LAX)近くの輸入検疫施設で42時間の輸入検疫を受ける必要があります。競馬場の検疫エリアと違い、LAXの輸入検疫施設内には厩舎スタッフの立ち入りは禁止されており、42時間の検疫期間中は当該施設のスタッフが馬の世話をすることになります。費用の負担も大きく、出走馬の心身にも大きく影響するリスクがあるため、9月15日までに上記宛先に検体が必着するよう、お手配にご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
ブリーダーズカップのケイト・ハンター:080-7894-7999
輸送会社のIRTの廣瀬徹人:090-5521-6907
米国滞在中に覚えておくべき重要な情報
42時間入国隔離検疫:デルマーに到着後全頭42 時間は馬房の中に留まらなければなりません。馬は 25 日 (金) の朝までには、解放され調教を開始できるはずです。厩舎の中では、曳き運動ができます。
ケイトが用意した医療記録用紙に、厩舎スタッフが馬に与えた経口サプリメントや経口薬、局所薬をすべて記入してください。到着からレース前日まで、投与するたびに記入する必要があります。
到着時に検疫厩舎パスが配布されます。これはライセンスとは異なります。ライセンスは直接申請する必要があります。ケイトまたは彼女のアシスタントの 1 人が、すでに書類が準備されているライセンス オフィスまでご案内します。指紋をスキャンして写真を撮るだけです。ライセンス カードが渡されるまで立ち去らないでください。このカードはレース当日に必要になります。
ケイトが厩舎スタッフに提供する調教記録フォームに、毎日の調教の簡単な概要を記入してください。
検疫厩舎は非常に小さく、歩行エリアは他の 3 か国と共有されています。スペースが不足しているため、馬が外に出て歩き回っている可能性がある時間帯は、厩舎スタッフ、調教師、騎手のみが厩舎エリアに入ることができます。馬主と他のゲストは、午前 9 時から11時まで馬厩舎エリアに入ることができます。
ゲート練習は毎日午前 7 時から午前 9 時まで 4 コーナーでできます。全頭が1回ゲート審査は必要です。
カリフォルニア州では、カリフォルニア競馬場に馬を入厩させる場合、すべての馬に「時計を計測する追い切り」の許可を事前に申請することが義務付けられています。申請を予定されている追い切りの 2 日前の正午までに提出する必要があります。獣医は追い切りの 3 日前までに検査を行う必要があります。獣医 (治療を行う獣医であり、州政府の獣医のことではありません)が検査結果を HISA 獣医記録データベースにアップロードするため、フォームは必要ありません。「時計を計測する追い切り」は、レース前に行う予定の最も速い追い切りであると私は考えています。許可を求める申請書と獣医の検査の準備ができるように、予定されている追い切りの少なくとも 3 日前にケイトに連絡してください。ケイトは、デルマー競馬場の現地スタッフに申請書を提供します。
芝コース:芝コースで調教を希望する場合は、前日までにケイトに通知する必要があります。「芝チケット」が発行されます。
朝の調教中(追い切りにも)は鞭を使用できません。安全上の理由がある場合のみ使用できます。
朝の調教とレース当日にポニーをリクエストした場合、ポニーは芝コースには行けません。
すべての馬は、10 月 27 日午前 10 時の出走投票の締め切りまでに、担当の獣医 (治療を行う獣医であり、州政府の獣医ではありません) による検査を受ける必要があります。ケイトがあなたに代わってこの検査の準備をします。ケイトは、デルマー競馬場の現地スタッフに申請書を提供します。
すべての馬は、競馬場に到着後、初めて調教を許可される前に歩様検査に合格する必要があります。 この検査は、州政府の獣医師ではなく、通常の治療をする獣医師が行います。全部の歩様検査の詳細は、こちらをご覧ください。
すべての馬は、毎朝に馬場に入る時に歩様検査に必要があります。 この検査は、州政府の獣医師が行います。歩様検査の詳細は、こちらをご覧ください。
ケイトは全員を HISA に登録します。ログイン情報が必要な場合は、いつでもケイトが共有します。
ブリーダーズカップの各レースでは、厩務員に「ベスト ターンド アウト賞」が授与されます。賞金 500 ドル、馬服、証明書が授与されます。
ブリーダーズカップ前の週に少なくとも 1 回はドーピング検査が行われます。その時に馬から血液と、場合によっては毛を採取します。スタッフの 1 人がライセンスを提示し、iPad で書類に署名する必要があります。この手順は、待機馬房や検体採取所で経験する手順と同様です。
日本の馬は、一緒に歩いたり遠くから見守ったりする「監視員」がいない限り、検疫エリアから出ることはできません。ケイトが監視員を手配するため、何時に競馬場に行く予定かを知る必要があります。午後にはケイトに翌日の調教の予定を教えてください。ケイトが調教スケジュールを把握していない場合、翌日の調教が遅れる可能性があります。
日本の獣医検査
JRAは、ブリーダーズカップ獣医チームに代わって、ブリーダーズカップへの出走を予定している馬に対し、無作為検査の実施を要請する可能性があります。検査には血液検査や歩様検査などが含まれる場合があります。費用はすべてブリーダーズカップが負担します。無作為に選ばれる日本馬は1~2頭程度となる見込みです。
アメリカの獣医業界に関する情報とアドバイスをまとめた別ページを作成しました。下のボタンをクリックしてください。
2025年の予定スケジュール
9月1日〜9月15日:出国前の血液検査のため、採血して成田に送付
10月中旬:出国検疫開始
10月20日〜10月30日:調教のため、馬場が開放される(5時半〜9時半、7時15分にハロー)
10月20日:現地時間12時 競走登録と出走料の入金の締め切り
10月22日:日本馬がアメリカへ出発予定
10月24日:日本馬の42時間の入国隔離終了、調教可能
10月27日〜10月30日:10時〜11時(曳き馬で)パドックスクーリング
7時15分〜7時45分 芝コースでの調教が可能
10月27日〜10月30日:6時〜11時 調教を見ながら朝食を取れる「ブリーダーズカップで朝食を」
10月27日:現地時間10時 出走投票の締め切り
15時半〜20時 枠順抽選会とリセプション(要招待)
10月29日:関係者のチケットを競馬場からピックアップできる
10月30日:12時半から デルマー競馬場の秋開催の初日
19時半〜22時半「Call to the Post」パーティー(要招待)
イベントやパーティーの詳しい説明についてはこちらをご覧ください。
10月31日:ブリーダーズカップのフューチャースターズ(2歳)
4時45分〜6時半:調教時間(ハローなし)
6時半〜7時:芝コースの調教時間
8時:当日の出走取消の締め切り(最後の歩様検査は8時前)
9時半:開門
11時35分:最初のレース
2時05分:ブリーダーズカップの最初のレース
17時25分:最後のレース
11月1日:ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップ
4時45分〜6時半:調教時間(ハローなし)
8時:当日の出走取消の締め切り(最後の歩様検査は8時前にする)
8時:開門
10時05分:最初のレース
12時00分:ブリーダーズカップの最初のレース
17時25分:最後のレース
11月3日:夜中に馬がデルマーから空港へ出発
11月4日:7時に馬が出国
ブリーダーズカップの日本補助金 - 2025
米国の税制変更に伴い、ブリーダーズカップはIRT(輸送会社)およびJTBと提携し、参加者への補助金支給を開始します。これにより、馬主は補助金を米国国税庁(IRS)に報告する義務を負う可能性から保護されます。これにより、参加者の馬券予約方法が大幅に変更されます。ブリーダーズカップはすべての補助金をIRTおよびJTBに直接支払い、IRTおよびJTBが補助金を旅費から差し引きます。馬の移動費、一部の航空券、ホテル代以外の費用は馬主負担となり、IRTまたはJTBから請求書が送付されます。
補助金の対象となるすべての航空券とホテル代については、1ドル=144円の公式為替レートが合意されており、対象となる航空券またはホテルの部屋に対して、全員が同じ金額を受け取ることを保証します。
補助金の対象となるのは、次のとおりです。
登録馬主
調教師
騎手
調教師補佐、調教助手または厩務員 (最大 2 名の補助金あるので、2つ部屋もあり)
馬の輸送
ブリーダーズカップ公式旅行代理店
ここ数ヶ月、米国では特に旅行、資金、税金に関して多くの変化がありました。ブリーダーズカップに出場するすべての参加者が補助金を受け取る際に、補助金に関する潜在的な税金負担を負うことがないよう、JTBという旅行会社と契約を締結しました。JTBは、旅費の全額を直接管理します。旅費補助をご希望の参加者は、JTB西千葉支店を通して航空券をご購入ください。他の旅行代理店と同様に、JTBは手数料を請求いたしますので、ご了承ください。手数料は参加者の負担となります。
ロサンゼルス空港到着ラウンジでは、VIP参加者の皆様が無料空港送迎車までスムーズに移動できるよう、JTBの人が待機いたします。
今年の参加者数によっては、競馬場でチケット配布や競馬当日のお手伝いをJTBの人が行う場合があります。9月までにこれか確定ではないです。
JTBは、カリフォルニア滞在中にご希望のその他のイベントやアクティビティの手配もお手伝いいたします。補助金は、これらのアクティビティの費用およびそれに伴う手数料にはご利用いただけません。これらの手数料は、JTBが最終請求書に加算させていただきます。
現在、各馬主ごとに請求書を1通発行することを計画しております。ブリーダーズカップに複数頭出走される調教師・騎手の皆様には、補助金の上限額を超える費用を馬主間で均等に按分し、直接ご請求させていただく予定です。この請求方法をご希望でなく、ご自身で請求書をお支払いいただくことをご希望の場合は、旅行手配の際にJTBまで必ずお申し付けください。
ブリーダーズカップ後の検査で禁止薬物の陽性反応が出た場合、補助金は無効となり、発生した旅費全額をJTBに直接お支払いいただくことになります。
JTBを通してご予約いただいたお客様には別途請求させていただきます。プライベートアクティビティの料金を別途請求されたい参加者(特に調教師、騎手、法人馬主)の場合は、別途請求書を発行いたします。
当ウェブサイトにて航空券・ホテル予約フォームにご記入いただいた後、ご連絡を差し上げるのは下記のJTB支店となります。
JTB 千葉西支店
〒273-0011千葉県 船橋市 湊町2-1-1ニッセイ船橋ビル4階
平日営業時間:9時半から17時半まで(定休日:土・日・祝)
ブリーダーズカップについて電話:047-402-2777
担当者:伊藤 哲也 ITO, Tetsuya (Mr.) 千葉西支店 営業課
補助金に関する具体的な情報については、以下のボタンをクリックしてください。
交通と宿泊
ブリーダーズカップ参加者向けに割引料金を設定している「公式パートナーホテル」がいくつかあります。これらのホテルでは、毎朝の競馬場での朝食会、パーティー、枠順抽選会、競馬など、さまざまなイベントへの特別シャトルサービスも提供しています。VIP には、空港への無料送迎サービスが申し込めます。アメリカでは ウーバー などのタクシーアプリが利用できますが、米国には公共交通機関があまり整備されていないため、レンタカーを利用するのもよいでしょう。
航空券の予約
今年のブリーダーズカップは南カリフォルニアで開催されるため、サンディエゴまたはロサンゼルス経由でアメリカへお越しいただくことをお勧めいたします。下のボタンをクリックすると予約サイトに移動し、関西と関東発のフライトリストをご用意しております。
厩舎スタッフの皆様には、サンディエゴ発着のフライトをご利用いただければ幸いです。ロサンゼルス経由をご希望の場合は問題ありませんが、ロサンゼルスには係員がおりません。レンタカーを借りて、デルマーまで2時間以上運転していただく必要があります。
アメリカ国内で乗り継ぎのあるフライトをご検討の場合は、入国審査で遅延が発生する可能性があることにご注意ください。次のフライトまでに入国審査、手荷物の再預け入れ、そして再度セキュリティチェックを受けるために、フライト間のフライト時間は3時間程度確保してください。
VIP(馬主、調教師、騎手)には、無料の空港送迎サービスをご用意しておりますので、ロサンゼルスへ直接お越しいただくことも可能です。ロサンゼルスからデルマーまでは 2 時間以上かかることにご注意ください。
空港送迎サービス
馬主、調教師、騎手は空港送迎が無料となります。ロサンゼルス空港とサンディエゴ空港でもどちらでも大丈夫です。申請書にメールアドレスと電話番号を記入してください。到着時に、運転手はお客様のお名前が書かれた紙を持っています。運転手が到着時と帰国前時にテキストメッセージを送信できるよう、移動中は携帯電話の SMS を許可しておくことが重要です。ロサンゼルス空港 経由でご到着の場合は、国際到着ロビーの時計のところで運転手と待ち合わせます。サンディエゴ国際到着ロビーの具体的な場所は後日、連絡します。国内乗り継ぎでサンディエゴに到着する場合は、到着ロビーを出たときに運転手を探してください。国内線ターミナルは航空会社によって、それぞれ異なるため、具体的な場所を設定することはできません。到着時には運転手の電話番号が送信されますので、連絡を取ることができます。
厩舎スタッフ用ホテルからのシャトルバスはないので、厩舎スタッフは到着時に空港でレンタカーを借りる必要があります。
調教師 ホテル
5300 Grand Del Mar Court, San Diego, CA 92130
スタンダード部屋1泊値段: $660(税別)
もっと偉い部屋は$700~$3000以上(税別)
競馬場から15分
すべてのイベントへのシャトル
ゴルフ場あり
リゾート感がある
11480 N. Torrey Pines Rod, La Jolla, CA 92037
スタンダード部屋1泊値段: $710(税別)
もっと偉い部屋はもっと高いです。
競馬場から15分以内
すべてのイベントへのシャトル
有名なゴルフ場に併設
3777 La Jolla Village Drive, San Diego, CA 92122
スタンダード部屋1泊値段: $344(税別)
もっと偉い部屋はもっと高いです。
競馬場から20分以内
比較的リーズナブル
ほとんどのイベントにはシャトルバスはありません。*変わる可能性
毎日に競馬場のシャトルあります。
15575 Jimmy Durante Blvd., Del Mar, CA 92014
スタンダード部屋1泊値段: $600(税別)
競馬場の隣、厩舎から5分以内
競馬の日にシャトルがない
イベントへシャトルあり
騎手または土曜日の夜に日本へ帰国する調教師は、この宿泊施設を優先的に利用できる
上記のボタンをクリックしてホテル予約ページにアクセスし、今年のブリーダーズカップで利用できる補助金付きの提携ホテルの詳細をご覧ください。
・すべてのホテルは最低3泊のご予約が必要です。10月30日にチェックインし、11月2日にチェックアウトするご予約の場合は、お支払いいただく必要があります。この費用は補助金で賄われるはずです。
・ホテルからのシャトルバスはいずれも厩舎エリアまで運んでくれません。グランドスタンドから厩舎エリアまで歩くか、競馬場の正面入口で乗り換えて厩舎シャトルサービス・を利用する必要があります。厩舎シャトルサービスは午前 11 時に終了します。
・すべてのホテルでは、1泊あたり25〜35ドルの駐車料金がかかります。
レンタカー
ご自身または厩舎スタッフのためにレンタカーを借りたい場合は、お好きな代理店をご利用ください。EnterpriseとNationalの2 つのレンタカー会社は、ブリーダーズカップ参加者に割引を提供しています。サンディエゴ空港に到着したら、レンタカーを借りることをお勧めします。そうすれば、車の受け取りと返却がずっと簡単になります。空港を出ると、レンタカーのシャトルバスがあります。レンタカーセンターには、全てのレンタカー会社が 1 つのビル’内にあります。車を借りたら、ホテルまでは車でわずか 20 分です。アメリカでのレンタカーの返却は、日本よりもはるかに簡単です。レンタカーセンターに戻り、「レンタカー返却」の標識に従って、借りた会社の返却エリアに駐車し、車のエンジンを切り、キーをカップホルダーに残して出発するだけです。レンタカーセンターの前には、空港ターミナルまで行くシャトルバスがあります。
レンタカーの予約はオンラインまたは旅行代理店で行うことができます。レンタカー会社によっては、予約時に使用したクレジットカードの提示を求められる場合がありますのでご注意ください。最寄りのレンタカー営業所 2 か所の住所を記載しました。受け取りと返却の予約の際にご利用ください。
厩舎スタッフが空港でレンタカーを返却しない場合は、レンタカーを返却した後、タクシーまたはウーバーを利用してホテルに戻る必要があります。また、帰宅するためにも空港までウーバーを利用する必要があります。
JTBでは、ブリーダーズカップ滞在中にご利用いただけるレンタカーのご予約をお手伝いいたします。
タクシー・配車サービス・ハイヤー
ウーバーとは、アメリカで誕生した自動車配車サービススマホアプリです。 仕組みをひと言で言うと、一般人が空いた時間を利用してタクシー運転手のような仕事を行い、スマホアプリを通じてマッチングした利用者が乗車するというライドシェアリングサービスです。
このウェブサイトから、iPhone または Android でアプリをダウンロードできます。アプリは日本語でダウンロードできるので、簡単に使用できます。地図を使用して、ピックアップと送迎先のピンをドラッグアンドドロップできます。安い車から高級車まであります。大勢で夕食に出かける場合は、大型の車もあります。米国には多数のウーバーがあるため、従来のタクシーを手配するよりもはるかに簡単です。従来のタクシーは一般的ではなくなりました。アプリでは、領収書も簡単にダウンロードできます。
ウーバーは米国では安全だと考えられています。ウーバーをダウンロードしたい方は、こちらをご覧ください。
JTBでは、ブリーダーズカップ滞在中にご利用いただけるカーサービスのご予約をお手伝いいたします。
登録料と出走料の振込先の情報
週間おきに2回に分けてお支払いいただく料金がありますが、日本から多額の金額を送金することは難しいため、一括で送金することをお勧めします。騎手の騎乗料も忘れずに含めてください。これは4着から14着の騎手に支払われます。10月1日までに競走登録フォームにご記入ください。10 月 20 日までにデルマー競馬場の銀行口座に確実に着金するように、海外送金は10 月 17 日までに行う必要があります。また、海外送金の取扱締め切り時刻は銀行によって違います。午前中のみ取り扱いの銀行もありますので、ご注意ください。さらに送金手配書等に誤記などがあった場合、資金が差し戻される可能性もございます。余裕を持った送金のお手配をお願いいたします。
2つのレースのうち最も高額なレースの出走料を賄えるだけの出走料を送金すれば、どちらのレースにも出走登録をすることができます。これにより、どのレースに参加するかを選択する時間がさらに 1 週間増えます。例えば、BCスプリントとBCダートマイルの両方に出走登録する場合は、スプリントに関連する料金のみを送金すると、両方のレースに出走登録するのに十分なクレジットが貯まります。その後、10 月 28 日に、実際に出走したいレースを選択できます。BCマイルとBCフィリー&メアターフのようにレースの料金が同じ場合は、1つレース分の登録料を送金するだけで、両方のレースに登録できるだけのクレジットが残ります。その後、10 月 28 日に最終決定ができます。
2025年ブリーダーズカップの振込先
出走料を送金するために請求書が必要な場合は、ケイトに直接連絡してください。ケイトが公式のブリーダーズカップ請求書を発行します。
銀行名:Bank of America
住所:San Diego Commercial Banking #1450
450 B Street, San Diego, California 92101
口座: 1459473815
口座名:Del Mar Race Meeting Trust
住所:2260 Jimmy Durante Blvd., Del Mar, CA 92014
SWIFT::BOFAUS3N
ABA:026009593
メモに馬主の名前と馬名を英語で書いてください。
ライセンスと労災保険
カリフォルニア州のライセンス料
馬主:$150(有効期間は3年)
ステーブルネーム:$150(有効期間は3年)
調教師:$150(有効期間は3年)
アシスタントトレーナー:$150(有効期間は3年)
騎手:$150(有効期間は3年)
エクササイズライダー:$75(有効期間は3年)
厩務員:$35(有効期間は1年)
2024年のライセンスカードをお持ちの場合は、デルマー競馬場 にご持参ください。見つからない場合は、オフィスに戻って再印刷料金を支払う必要があります。
ライセンスを申請する際、全員指紋をスキャンする必要があります。また、事務所で写真を撮ってライセンスカードを印刷する必要があります。カリフォルニアで初めてレースに参加する馬主のみ、指紋採取が免除されます。
厩舎スタッフの 1 人が馬の鞍付けを手伝う場合、アシスタントトレーナーのライセンスとエクササイズライダーのライセンスまたは厩務員ライセンスの両方が必要となるため、追加料金が発生します。これらの免許は同時に申請できますが、免許申請書にその旨を記載してください。記載しない場合は、2 つ目の免許を取得するために再度免許事務所へ出向く必要があります。
馬を所有するクラブ法人または持株会社は、その会社名を使用してステーブルネームを申請する必要があります。アメリカでは会社に馬主ライセンスは付与されないため、クラブ法人または会社の社長のみが個人ライセンスを申請する必要があります。レーシングプログラムの表記にはステーブルネームを使います。
アメリカでライセンスを申し込む前に労災保険に加入する必要があります。馬がアメリカに向けて出発する前にこれを処理します。初めてカリフォルニアに行く調教師の場合、費用は$1500ですが、以前にカリフォルニアでレースをしたことがある調教師の場合は$1000です。馬の輸送のIRTの請求書に入れています。
ライセンス料金は、馬の輸送を担当するIRT社より請求されます。
賞金
アメリカの税金システムは凄く複雑なシステムと、ほとんどの騎手と調教師が複数の出走馬がいることから、特に指示がない限り、すべての賞金を一括で馬主に送金するよう手配します。ケイトはデフォルトで、競馬場に賞金全額を所有者に送金するよう依頼します。別の方法で送金したい場合は、ケイトに連絡して直接リクエストする必要があります。
上記の表は、ブリーダーズカップの全レースで完走した馬ごとに支払われる賞金を示しています。
アメリカでは、調教師は獲得した賞金の 10% を受け取ります。
アメリカでは、騎手は 1 着賞金の 10%、2 着と 3 着賞金の 5% を受け取ります。騎手は 4 位以降の着順で 237 ドルの騎乗料のみを受け取ります。
アメリカでは賞金の一定割合を厩務員に渡す規定はありませんが、調教師には、日本の慣習である一定の割合を厩舎スタッフに渡すよう馬主に依頼することを奨励しています。アメリカに行く前にこれをしてください。
カリフォルニアでは、騎手の保険料は馬主が支払い、レースごとに支払われます。そのため、騎手の保険料としてレースごとに約 158 ドルが請求されます。この料金は免除できません。
さまざまな個人に必要なフォームは、それぞれの情報ページからダウンロードできます。
出走馬グッズ
各調教師には、馬名が刺繍されたブリーダーズカップ帽子 6 個が競馬場で貰えます。帽子をさらに購入したり、馬名が刺繍されたジャケットを購入したりする場合は、下のリンクをクリックしてください。
ご希望であれば、オンラインから商品を注文し、日本に発送することも可能です。ブリーダーズカップに参加される場合、枠順抽選会までに購入していただければ、競馬場で商品を受け取ることができます。